物販初心者が、初めてAmazonでモノを売って分かったこと

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こんにちは、まれまるです。最近Amazonでの物販を始めました。3ヶ月やってみてわかったことをまとめたいと思います。これから個人で物販を始めたいという方に少しでも参考になればと思います。

物販を始めたきっかけ

ちなみに、僕は一応サラリーマンです。ただ会社はリモートワーク、副業OK、逆に勧められるほどなので、今年から個人事業主としても仕事をしています。設計や開発の仕事を少しだけ請け負ってぼちぼちしかしていなかったのですが、売上を上げていくため物販を始めました。

なぜ、物販なのかというと、もともとやってみたかったというのと、仕事で物販をされている方のネット販売のサポートをしていたのですが、その方がAmazonやYahoo!ショッピングでの販売をスタートするときに、自分でやってみなければ教えられないので、どうせなら自分でもやらせてもらうことになりました。そしてその方と一緒に仕入れに行けば問屋に入ることができたというのが大きいです。

自分で仕入れて販売というのは初めてでしたが、本業の方がマーケティングの仕事で、他社さんのショッピングサイトの管理、カスタマイズやサポートの経験はあるので、システム周りの慣れはあります。

ネット販売といっても様々なチャネルがある

things_ive_learned_selling_on_amazon_in_3_months_001 EC・通販・ネットショップ業界がひと目で分かるEC業界相関図|ECのミカタ
上記はECのミカタで掲載されている、ECモール関係のカオスマップと呼ばれるものです。とても多いのが分かると思います。

今やだれでもすぐにネット販売を始めることができる時代です。ヤフオクや、メルカリなど個人間を対象としたサービスもたくさんあります。最初にどれを選ぶかは結構大事だと思うのですが、ビジネスとして物販をする場合を考え、ざっくり分類してみました。

ECモール

例:楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、ポンパレモール、DeNAショッピング

自分のショップを持つことができますが、商品の情報はモール全体で共有され、モールのトップで検索した場合、複数のショップの商品がずらっと並ぶことになります。ユーザーからすると一つのアカウントで様々なショップで買い物ができるので、集客力が高い一方、価格の安い順にすぐに並べることができるので、競合との競争も多くなります。顧客情報を十分に利用できないというデメリットもあります。

カートシステム

例:カラーミー、ショップサーブ、BASE、たまごリピート

ECモールと機能的にはあまり違いはなく、商品の登録、ページの作成、顧客管理、メルマガなどの機能がサービスとして提供されています。モールと違うのはそれぞれのショップは独立していて独自のサイトです。顧客情報は自分で管理できるので、より自由が利きますが、集客は自分でしなければなりません。もちろん手数料などがかかるのと、いざ、自社システムや他のカートシステムに移行しようと思ったときにログイン情報は移行できないので、慎重に選ぶ必要があります。

自社サイト

例:ECCUBE、ZenCart、CS-Cart、Wordpress(+プラグイン)、独自システム

カートシステムを自社で用意したサーバーにインストールして、すべて自分で管理する場合です。無料のシステムもありますし、システムにお金はかかっても、販売にかかる手数料がいらないというメリットがあります。すべての所有権が自社にあるため、自由度が高く、特に広告やマーケティングをしっかりしようと思うと自社サイトが一番です。ただそれなりのコストやシステムダウンなどのリスクを負うことが必要なので、ある程度の売上が望める場合、もしくは自分で集客、システム管理ができる場合でないと難しいです。

そして、上記分類の中でもAmazonは少し特殊です。楽天、Yahoo!などは自分でショップのトップページや、商品ページを作る必要がありますが、Amazonの場合、写真や商品説明などの商品情報だけ登録すれば出品ができます。そして、他の出品者が撮影して登録した商品に自分も乗っかって販売することができてしまいます。これは、メリットでもあり、乗っかられた場合はデメリットにもなる可能性もあります。

とりあえずAmazonで出品してみるまでの流れ

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いくつかのネットでの販売チャネルを紹介しましたが、明らかにAmazonが敷居が低いのが分かると思います。写真を一枚も取らずに出品することさえできてしまいます。僕自身はページとか作りこむの嫌いではないんですが、やはりショップのページを作るのは大変なので、最初はAmazonで出品することにしました。

特定商取引法の表示が必要
これは基本ですが、ネット通販は何か資格や許認可はいりませんが、どこに住む誰が売っているのかという情報の表示が必要です。
商品出品の前に出品申請が必要
最初はトートバッグを十数個仕入れてきて、出品しようと思ったのですが、まず出品申請というのが必要でした。カテゴリごとに最初に出品するときに申請が必要で、まあ、商品の情報などを入力するだけなのですが、不十分だったりしてサポートから電話確認などもありました。ドラッグストアの出品ではそれなりの流通が確認できる請求書なども必要です。
JANコードが必要
基本的にAmazonで出品するにはJANコードが必要です。JANコードとはバーコードで記されている商品ごとに決められている番号のことです。オリジナル商品や、輸入品だと取得する必要があります。
セット売りにするため自分で写真撮影
売ろうと思った商品は、おそらく乗っかりを防ぐため、ハンドタオルとのセットとして登録されていました。(後に単品もあることが分かる) なので、乗っかることができず、写真をとらなければならないので、どうせなら、こちらもハンドタオルをセットにしてよりお得な価格設定にすることにしました。写真は背景が白である必要があるので、Photoshopなどでの切り抜き作業が必要です。またヤフオクなどと違って、しっかりとした写真が必要なので、ライティング、編集など結構大変でした。
商品バリエーションの登録
仕入れた商品は3色のバリエーションがあったので、色違いとして登録しました。Amazonでは親情報、子情報として商品情報を登録できます。親に共通の情報を、子にそれぞれのバリエーションの情報を入力します。この時に躓いたのが、商品情報を登録する時に、前述のJANコードを入力するのですが、すでにそのJANコードで以前に登録がされている場合、前の情報が間違えているとそのまま間違えた情報のままで出品せざるを得ないということです。今回はしばらくしてから、編集すると内容が反映されましたが、自分に編集権限があるかどうかは状況によります。
発送はFBA
Amazonの一つの利点は、FBA(フルフィルメントサービス)があることです。これはAmazonの倉庫に商品を発送して納品しておけば、注文が入ったらAmazonが発送してくれるサービスです。もちろん、発送代行の会社というのは普通にあるので別のECモールで売るときにも同様のことはできるのですが、Amazonは管理画面で納品する商品を選ぶと、バーコードが発行されるのでそれを印刷して商品に貼り付け、納品用の段ボールにもバーコードを貼り付けて送れば完了です。このあたりがシステマチックで便利です。発送手数料と、保管料が商品の体積と期間に比例してかかります。

出品したが一個も売れず・・・

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僕は普段ビギナーズラックが強いほうなのですが(笑)、そこはビジネス、うまくは行きません。その商品を仕入れた判断基準は、その商品がすでに出品されていて、レビューもついていたものが、かなり安く仕入れることができたということでした。「版権ものだし、価格で勝てるし、セットのハンドタオルもいいものだしこりゃ行けるだろ~」って感じでした。ただ実際出してみるとページビューがとても少なく、セラー広告を使って誘導しても一つも売れませんでした。おそらく、版権ものでしたが、柄がいまいちで、地味だったのが原因かなと思っています。

最初の失敗を反省して、違う基準で

結局、ページが見られないと売れないので、売れているものを探しました。実はこれがAmazonで売るコツなのですが、鉄板なのはカテゴリごとのランキング上位を狙うことです。ただ、ランキング上位の商品が都合よく問屋で、利益の出る価格で売っているとは限らないので、まず問屋の商品で良さそうのを見つけて、それからAmazonで検索し、日々の在庫の動きをチェックしてみました。

数日の間に1個動きがあったので、思い切って数個仕入れたところ、それほど有名ではない(主観だけど)ブランドの商品でしたが、1週間に1個のペースくらいで売れました。そして、セラー広告も出してみた分かったことは、ブランド名検索経由の購入が多いことです。広告運用を普段やっているので、指名検索が一番購入率が高いだろうと見立てていましたが、やはりその通りの結果になりました。

乗っからずに商品を育てるのもいい

すでに登録されている売れている商品に乗っかるのが、手っ取り早いですが、競争が激しくなり値下げ合戦になることもしばしばです。最初の商品とは別に、セット売りをしてみた商品があります。やはり最初は売れなかったのですが、セラー広告を使い、数個売れるまで待ちました。そうすると、ランキングが上がって、キーワードで検索した時に上位になるようになっていき、最終的にそのキーワードで1位に来るまでになりました。商品に自信があれば、少しづつ買われてランキングが上がっていくので長期戦で仕入れができるなら「育てる」という感覚も大事です。

それで、儲かるの!?

物販って10個売れてたものを、頑張ったら1000個売ることも可能なビジネスですよね。自分の技術を売る仕事だと10時間仕事していたのを1000時間にすることはできません。だから夢があるのですが、でも・・・かなり大変です。10万でも稼ごうと思ったら、500円の利益のものを200個売らないといけません。簡単には儲かりません。売上で100万とかだと食べていくのに厳しいレベルです。僕は「モノ」が好きなので、仕入れに行くのも楽しいですが、リスクをとってやっているので売上を上げていかなければいけないプレッシャーがあります。でもなんでもそうですが、軌道に乗るまで時間はかかります。転売から始めたとしても、いずれ仕入れ先を開拓したり、交渉していかないといけないし、Amazonだけでなく、サイトを作ってショップのブランディングをしないと、お客さんとの関係が作れません。ある意味固い、だからこそ時間をかければうまくいく可能性のあるものだと思います。

これからの働き方を開拓するうえでも

日本では正社員というのがスタンダードでしたが、これからはかなりの人が個人事業主として働いていく、働かざるを得なくなっていくと思っています。僕自身まだ個人事業主として成功しているとは言えませんが、仕事で、アフィリエイト、メディア、物販、マーケティング、プロダクトの設計などに関わってきたなかで、個人レベルでビジネスで生計を立てるというのはいくらでも可能性があると感じています。ブログ、メルマガ、Youtubeなどでは、経験しながら分かった面白いことを発信していくので、ぜひフォローをお願いします!

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